氏子の皆さまへ



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ご家庭に神棚をおまつりしましょう

  • 神棚は家の中のすぐ身近にあって、いつでも手をあわせることのできる場所です。一日の始まりには、神様の前に家族の健康と安全を祈り、お仕事の順調を祈ります。就寝前には、きょう一日の御加護に感謝いたします。
    神棚は家庭に設けた、倉賀野神社の御分社であり、いわば「ミニ神社」ともいえましょう。
    会社や事務所におかれましても、神棚を設置して、日々の安全と繁栄を厚く御守護いただきましょう。
  • 神棚には氏神(うじがみ)さまである倉賀野神社の御神札(おふだ)といっしょに、伊勢の神宮の御神札をおまつりするのが古来の習わしです。伊勢神宮は皇室の御祖先神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を御祭神とするところで、日本国民の総氏神と呼ばれてきました。その尊い御神札を地元の神社の御神札とあわせておまつりすることにより、いっそう厚い御守護をいただくのです。
  • はじめて神棚を設置なさる場合は、どうぞ神社社務所までご相談ください。
  • なお倉賀野神社は、高崎市の倉賀野町、および宮原町を氏子区域とする氏神神社(氏神さま)です。そして広く他地域からも、崇敬し参拝する多くの皆様が倉賀野神社の厚い御加護をいただいています。

年ごとにおまつりする御神札

  • 毎年12月になると神社の総代さんが氏子の皆さまのお宅へ新しい御神札(おふだ)を配りにまいります。御神札は神社の社務所でもお受けになれます。それが下の写真に見る「お正月さま」一そろえの御神札です。なお、これまでご守護いただいた古いおふだは年ごとに感謝を込めて神社の古神札納所におさめてください。

  • 上の写真で右から順に、それぞれ説明しましょう。
    • 「お正月さま」の御神札一式を納めた袋です。
    • 伊勢神宮の御神札(天照皇大神宮さま、また神宮大麻ともよびます)。
      なお大麻(たいま)という名称は、神社でお祓いを受ける際に神職が振る大麻(おおぬさ)に由来し、転じて「おふだ」の意で古くから用いられてきた語です。
    • 奉斎御歳皇神(歳神様としがみさま)
      新しい一年を待ち望んで家々にまつりする御神札で、一年の五穀豊穣をもたらす御神徳があります。「お正月さま」の名の由来ともいえましょう。
    • 神霊一年祓津物(はらえつもの)
      細長い形状をしたこの神札を、昔は家の門口の竹筒に差しておき、帰宅する時にこれを抜き取ってわが身にかざし災厄を祓い清めてから家の中に入ったといいます。今日では神棚に一緒にまつることが多くなりました。
      「一年祓津物」すなわち本来は一年間通じての祓の御神札ですが、併せて「但両親改可受」とも記されており、両親という最も重い忌(いみ)に際しては、忌明け後に改めて祓の札を受けるべしとされます。
      (参考:よく質問を受けるのですが、お札の「両親」に続く文字はこざとへんに支と見えますが、正しくはぼくにょうで、「改」の字のくずし字と読み取れましょう。)
    • 三本荒神(さんぼんこうじんさま)
      家の中に清らかな火と水をいただき、トイレなどの不浄を清める御神札です。板に穴を開けたり、藁を束ねて幣台とした上に三本並べて幣串(へいぐし)を差し立てます。もともとは家の釜戸や井戸、便所などの各所に差し立てましたが、近年は神棚に三本の幣串をいっしょに立てて祀ることが多くなったようです。また三本荒神を台所に祀る家もあります。
  • これまでに見た「お正月さま」一揃え御神札のほかに、倉賀野神社を代表する御神札として「鎮守倉賀野神社大麻」があります。古くは「春祈祷(はるきとう)のおふだ」とも呼ばれ、4月19日の春季大祭で神前に祝詞を奏上したのちに、神社の総代さんが氏子各戸へ頒布(はんぷ)してまわります。
  • これらの御神札は、倉賀野神社の社務所でも一年を通して授与しています。どうぞご照会ください。(027-346-2158)

神棚のまつり方

 

    • 神社の形をした宮型のとびらを開けて、天照皇大神宮様(神宮大麻)の御神札を一番中央におまつりし、その左右にその他の御神札をおまつりします。間口が一つだけの場合は、複数の御神札を重ね、天照皇大神宮様を一番手前正面におまつりします。
    • 三本荒神様(三本の幣串)は幣台に立てて、宮型の外の左または右手前にまつりするのがよいでしょう。
    • なお、もし他に崇敬する神社の御神札がある場合は、神宮大麻以外の地元の御神札は、向って右のほうにおまつりして左側を空所として開けておき、そこにおまつりください。
    • 春祈祷の「鎮守倉賀野神社」の御神札を受けましたら、下のようにおまつりするとよいでしょう。中心はお伊勢さまの「天照皇大神宮」の御神札です。

  • 「お正月さま」の御神札(おふだ)をおまつりする時期 年末の12月28日あるいは30日に御神札をとりかえる家庭が多いようです。31日は「一夜(いちや)飾り」といって避ける風習があります。また、正月を迎え、初詣のときに「お正月さま」を神社で受ける家もあります。大切なことはそれぞれの御家庭でお正月に神棚をおまつりするルールを取り決め、毎年かさねていくこと、そしてこれを次代に継承していくことでありましょう。
  • 神棚の向きと位置 日がさす良い方向として、南または東の向き(北または西の壁を背にする)がよいでしょう。
    和室、洋室いずれでもよく、家族が自然に集まることのできるところにまつります。低く見下ろすことがないように、胸の高さ以上のところがよいでしょう。二階建ての場合は一階部分に神棚をまつりますが、すぐ上にトイレなどがないかどうか注意が必要です。
  • 御神饌(しんせん=お供え物)は、下に見るように、お米、お塩、お水の三点が基本です。そのほかに御神酒や季節の初物などをお供えします。最も大切なのはお米ですから、中央に供えます。またお供えしたあとの水器の蓋は開けてください。

     

家に神棚がない場合

  • アパート、マンションなどにお住まいで、家に神棚が無いこともあるでしょう。その場合は略式ですが、室内の家具や棚の上に半紙などの白い紙を敷き、その上に御神札をたてかけてまつることができます。
  • その場合も倉賀野神社の御神札と神宮大麻(伊勢神宮のおふだ)をあわせておまつりして、いっそう厚い御加護をいただきます。
    神宮大麻は倉賀野神社の神札所でいつでもお受けできます。
  • ほかに崇敬する神社で御神札を受けた時は、中央に神宮大麻、向かって右に地元の氏神様、左に崇敬神社の御神札をおまつりください。
  • ご不明のことがありましたら社務所におたずねください。(027-346-2158)

「倉賀野神社 奉賛会」の御案内

  • 本神社では、氏子崇敬者の皆さまに「倉賀野神社奉賛会」への御加入を御案内しています。奉賛会の会費御浄財は、春秋大祭など神社祭典の振興、文化財や伝統芸能の保存継承、そして鎮守の杜の緑化保全等を目的としてに大切に活用させていただいております。
    地域の御家庭、企業の皆さまに御賛同を切にお願い申し上げますとともに、大神様のいよいよ厚い御神徳をいただきますよう御祈念申し上げます。
  • 現在、本趣旨に賛同いただく氏子の皆さまを始め、崇敬者の皆さまにも近在遠方を問わず広く奉賛会に加入をいただいております。
  • 倉賀野神社奉賛会 年会費について
  •  正会員・・・・1口 2千円
  •  特別会員・・・1口 1万円

お申し込み・お問い合わせは倉賀野神社社務所までどうぞご連絡下さい。(電話027-346-2158)
また、町内ご近所の神社総代さんへもお尋ね下さい。

  • 会員の皆さまの御芳名をご神前に奉告します。そして春・秋の大祭の折りには、神社の御神札・社報(神社広報誌)・おみごく(撤饌)などの縁起のお品を神社総代よりお届けいたします。ご遠方の場合は、郵送することもできます。
  • 奉賛会費は通常、神社総代が上記の御品をお届けする際に集金拝受いたしますが、下記の郵便振替を利用して送金いただくこともできます。
    加入者名:倉賀野神社
    口座番号:00100ー7ー296959